小児歯科

当院の小児歯科の特徴

当院の小児歯科の治療方針

子供は1ヶ月違うだけでお口の中が成長し変化します。そのため定期検診が非常に大切になっていきますが、子供が歯医者嫌い、行きたくないと泣いて親御さんを困らせているのではないでしょうか?正直病院には子供から見ると怖いものや音が沢山ありますし、大人でも歯医者嫌いは多いと
思います。

当院の治療方針としてはまず通うことが嫌にならないことからスタートしていきます。もちろん痛みがかなりあったり急性の症状があったり、歯医者が全く平気な子であればすぐに治療していきますが基本的には人、場所、使う道具など実際に手に触れさせ歯医者が怖くないというところから徐々に徐々に慣れていただき、大丈夫そうだと判断してから治療をしていきます。

小児のうちに歯医者嫌いを克服することも重要な予防歯科に繋がりますので些細なことでも是非足を運んでみてください。

小児歯科のご相談について

子供を治療する際に
気をつけていること

                                
  • 信頼関係の形成
  •                             
  • 痛みに配慮した麻酔
  •                             
  • 安全を心がけた治療

子供の虫歯について

主な原因

なぜ虫歯になるのか知っていますか? 大切な子供の歯を虫歯から守るためには原因をよく知ることが大切です。
子供の虫歯の原因は大きく分けて3つあります。

1.大人からの虫歯菌の感染

虫歯の原因菌であるミュータンス菌は生まれたばかりの赤ちゃんのお口の中にはいません。
親や周りの大人たちが、赤ちゃんにキスをしたり、子供に口移しで食べ物を与えたり、箸やスプーンなど同じ食器を使ったりすることで感染すると考えられています。

2.食べ物

虫歯はミュータンス菌などの原因菌が出す酸によって歯が溶かされ、徐々に穴があいていきます。
虫歯菌が酸を出す際の材料となるのが発酵性炭水化物と呼ばれる食べ物です。 発酵性炭水化物とは発酵を起こす糖分のことで、ごはんやパン、イモ類、果物、牛乳、甘いものなどがあります。砂糖でなくても炭水化物が含まれる食事を摂れば歯の表面に酸が作られます。

水やお茶以外のほとんどの飲食物に炭水化物が含まれていますから、摂りすぎないように注意が必要です。 糖が多い物であっても、虫歯になりやすい物となりにくい物があるので、お子さんのおやつを選ぶ時の参考にしてみてください。

虫歯になりやすい食べ物

  • 飴、ガム、キャラメルなどの長時間口の中に
    入っているもの
  • チョコレート、ケーキ、クッキーなど歯に
    くっつきやすいもの
  • スナック菓子、ドライフルーツなど糖質を多く
    含んでいるもの

虫歯になりやすい飲み物

  • スポーツドリンク
  • コーラなどの炭酸飲料
  • カルピスなどの乳酸飲料
  • ジュースなどの果汁飲料

虫歯になりにくい食べ物

  • アイス、ヨーグルト、ゼリーなどの口の中に
    長時間とどまらないもの
  • サツマイモ、りんごなど食物繊維の多い
    野菜や果物
  • ナッツやチーズ、小魚などカルシウムを含むよく噛んで食べるもの

虫歯になりにくい飲み物

  • 緑茶
  • 麦茶

糖質の量よりも摂取頻度が多いと、少量でも口の中に糖がとどまる時間が長くなり、虫歯になりやすくなります。小さなお子さんは特に甘い物を好んで欲しがると思いますが、欲しがるからといってすぐに与えずに、時間や回数を決めて与えるようにしましょう。

虫歯が心配だからといって甘い物や炭水化物をすべて禁止するのではなく、だらだら食べをさせないように食べる量食べ物と飲み物の組み合わせを工夫するようにしてみてください。

3.歯の質

乳歯は大人の永久歯と比べて小さくてやわらかく、エナメル質・象牙質の厚さが半分くらいしかありません。
そのため虫歯になりやすく、短期間で進みやすいのが特徴です。歯が強い弱いは遺伝の影響も多少あり、個人差があります。

虫歯菌が出す酸に負けない強い歯にするには、カルシウムが多く入った食べ物や飲み物を取ることやフッ素を上手に摂取することが有効です。

特に気を付けるポイント

虫歯菌を子供にうつさないために食器を共有しないよう注意するほか、大人も虫歯菌を減らすようにしておくことが大切です。虫歯の治療や定期的なメンテナンスを受けるようにしましょう。

お口の中には虫歯菌以外にもたくさんの菌がいますが、その菌のなかで虫歯菌の割合が多いと虫歯になりやすくなってしまいます。虫歯菌がどの程度の割合を占めるかは大体2歳半~3歳で決まってしまうので、この時期までに虫歯菌をうつさなければ、その後虫歯になる可能性が低くいと言われています。

虫歯はうつる?

虫歯は唾液を通して人から人へうつります。虫歯菌を持っている人が口をつけたコップやスプーンからうつったり、子供のお口にキスすることでうつります。 に虫歯菌をうつすのは、ほとんどがご両親ですが、守る事ができるのもご両親です。

小児の虫歯治療について

虫歯になりやすい人とは

  1. 食事の回数が多い。だらだら
    食べをする
  2. 一日に何度も食事やおやつを食べている人やだらだら飲み食いしていると、お口の中が酸性に傾いたままで虫歯リスクが高まります。
  3. 甘いものが好き
  4. お菓子やジュースが好きな人は虫歯菌のエサとなる糖分を多く取っているため虫歯になりやすいです。
  5. 歯磨きが不十分
  6. 毎食後きちんと歯磨きしていても磨き残しが多いと虫歯になります。
  7. 口呼吸
  8. お口で呼吸していると口の中が乾燥して虫歯になりやすくなります。
  9. 歯科医院に行かない
  10. 痛みや気になるところがないと歯医者に行かない方も多いと思います。気になるところ、痛みができてからでは症状が進行している場合があります。定期的に歯科医院で虫歯ができていないかのチェックや、歯磨き指導を受けましょう。

虫歯の主な原因4選

虫歯になりにくい習慣を身につける

自宅で行う子供の虫歯予防

自宅で行うケアについて

自宅でできる虫歯予防で大切なことは、歯磨き(仕上げ磨き)と正しい食生活を習慣づけることです。
お子さんがきちんと磨けなくても、歯ブラシを持たせて、まずは自分で磨かせてみましょう。そのあとに必ず大人が仕上げ磨きをしてください。
毎食後歯磨きするのがベストですが、おやつの後や出先で磨けない時はお口をゆすいだり、お茶を飲ませるようにしてみましょう。

お子さんが使う歯ブラシ

0~2歳

ヘッドが小さく、毛は柔らかめ。毛先はやまぎりでなく、平坦なものを選びましょう。ほとんど自分では磨けず、歯ブラシをかんでいるだけ、ということが多いので毛先がボロボロになりやすいです。
歯ブラシはこまめに交換してください。お子さんは加減がわからず、歯ブラシでのどをついてしまったりする危険もあるので安全面を重視して選びましょう。ストッパーのついているものや、ネックが曲がるやわらかいものがおすすめです。

3~5歳

自分で少しずつ磨けるようになってくるので、お子さんが握りやすいものでヘッドは小さめなもの。
汚れがきちんと落とせるように毛はふつうの硬さで平坦なものがよいです。噛んでしまったりして毛先が開いたらすぐ交換してください。歯ブラシを口に入れたまま動き回ったりしないように注意しましょう。

仕上げ磨き用の歯ブラシ

お子さんが使っている歯ブラシでも磨けますが、奥歯まできちんと汚れが落とせるようにヘッドの小さい、ふつうの毛の硬さの歯ブラシを選びましょう。
歯ブラシだけでなく、タフトブラシも使うと奥歯や歯ブラシで磨きにくい所の汚れが落とせます。タフトブラシはヘッドがとても小さい、ひとつの毛束でできたブラシです。奥歯や歯の溝などの細かな部分の清掃に適しています。

小児のブラッシング中の歯ブラシ事故について

歯ブラシ以外のケア

乳歯が生えそろったら、歯と歯の間はデンタルフロスを使ってみましょう。

小さなお子さんには家庭用のフッ素ジェルがおすすめです。低濃度なので毎日使用でき、味が数種類あるのでお好みで選べます。夜、仕上げ磨きをしたあとに歯ブラシでジェルをお子さんの歯に塗ってあげて、そのまま寝かせます。家庭用のフッ素はジェルだけでなく、スプレーや洗口剤もありますのでお子さんにあったものを選んでください。

虫歯予防について考える

歯科医院で行う子供の虫歯予防

  1. 定期的に歯科医院で検診を受ける
  2. 虫歯がないか見てもらい、歯のクリーニングをしてもらいましょう。
  3. 歯磨き指導を受ける
  4. 歯磨きは、自己流になりがちなので正しい歯磨きを親子で練習しましょう。
  5. フッ素塗布
  6. 家庭用のフッ素と違い、歯科医院で使うフッ素は高濃度なので年に3~4回程度塗布します。生えたての乳歯や永久歯は、むし歯になりやすいため定期的に塗布しましょう。

    虫歯予防に効果的なフッ素ですが、お子さんの中にはフッ素を嫌がって泣いてしまったり、歯に塗られたのが嫌で吐き出してしまったりすることがあります。歯科医院と相談し、お子さんの様子を見ながら必要に応じて塗ってもらいましょう

フッ素について 虫歯の原因は4つ!虫歯のでき方と、原因ごとの対策方法

シーラントについて

歯の溝が深いところは歯ブラシが届きにくく虫歯になりやすいので、フッ素を含んだプラスチックのシーラントで埋めてしまいます。

乳歯が虫歯になったら

乳歯が虫歯になった場合

子供の歯が虫歯になってしまったら、
できるだけ早く歯科医院に行きましょう。

乳歯の虫歯は初期だと白濁色になり、進行していくと茶色くなります。仕上げ磨きの時にいつもチェックするようにしましょう。虫歯かどうか判断がつかなく心配なところがある場合は早めに受診するのが良いでしょう。

乳歯は進行が早く、見た目は小さな穴であっても、歯の中で大きく広がっていたり神経までとどいている場合があります。永久歯に生え変わるから、治療しなくてもいいと思うかもしれませんが、乳歯の虫歯は永久歯に影響を与えることがあります。

子供が虫歯になる年齢

0歳であっても歯が生えてきていて、虫歯菌に感染していれば虫歯になる可能性があります。

特に1歳半くらいに奥歯が生えてきていろいろな物が食べられるようになり、この頃から虫歯になりやすくなります。

必要なケア

歯磨きと生活習慣を見直すことをおすすめします。
歯ブラシやデンタルフロスを使い、正しい磨き方で汚れを極力落とし、虫歯菌の活動を抑制しましょう。仕上げ磨きの後、フッ素ジェルやスプレーを使用したり、食事ではできるだけ砂糖を摂取しないようにしてみてください。
セルフケア、セルフチェックだけではなく、定期的に歯科医院でチェックをしてもらいプロのケアを受けてみましょう。

乳歯の虫歯治療

乳歯の虫歯治療について

  1. 初期虫歯
  2. 初期の虫歯はほとんどの場合、すぐに削る治療はしません。歯科衛生士によるケアやフッ素塗布をして様子を見ます。
  3. 軽度の虫歯
  4. エナメル質に虫歯ができている状態です。虫歯の部分を削り、レジンという歯に近い色のプラスチックを詰めていく治療になります。
  5. 象牙質まで進んだ虫歯
  6. 虫歯がエナメル質から象牙質まで進むと冷たい物がしみたり、痛みが出ることがあります。軽度の虫歯と同じように虫歯の部分を削り、レジンで詰めて治します。
  7. 神経まで達した虫歯
  8. 強い痛みを感じます。神経を取る治療をしなければなりませんが、痛みがあるので麻酔をして治療します。状態により抜歯が必要になることもあります。(一般的な治療方法です。小児の虫歯治療は歯科医院によって治療方法が異なります。)

虫歯治療が受け入れられる年齢

虫歯治療が受け入れられる年齢・精神になるまで様子を見ることもあります。診察台にひとりで座れる、または親がだっこして座れる状態で、ある程度お口をあけて治療を受け入れられるよう治療を受ける練習をおこなっている歯科医院もあります。

大体3歳くらいから治療が受けられるようになってきますが、お子さんによって3歳前でも大きくお口をあけて治療できる子もいれば、5歳を過ぎても恐怖心が強くてできない子もいます。治療がなかなかできないと、虫歯が心配になり早く治療を進めてほしいと思うかもしれませんが、親は焦らずにできなかったことを怒ったりせず、できるようになったことをほめてあげてください。

乳歯の抜歯について

乳歯でも抜かなければならない場合があります。

抜歯が必要な症状

  1. 重度の虫歯
  2. 一度虫歯治療した歯がまた虫歯になり、乳歯の根に膿がたまって
    しまっている。
  3. 永久歯の生え変わりに影響が出る場合があるので、抜歯が必要になることがあります。

  4. 生え変わりでグラグラしているのに
    なかなか抜けない。
  5. 永久歯が生えても乳歯が残ってしまったり、永久歯の歯並びに影響が出そうな場合は抜歯します。

  6. 歯を損傷してしまった。
  7. 歯が折れたり、割れてしまったりした場合抜歯することがあります。

赤ちゃんの歯
(赤ちゃんの歯並びについて)

赤ちゃんの歯が生える時期

だいたい生後6ヶ月~9ヶ月くらいに生えてくるのが一般的です。
生える時期は個人差があり、早いお子さんだと2~3ヶ月くらいから、遅いお子さんは1歳くらいまで1本も生えてこない場合もあります。

歯が生える順番

  • 6ヶ月~9ヶ月ごろ:下の前歯が2本生えます。
  • 9ヶ月~10ヶ月ごろ:上の前歯が2本生えます。
  • 1歳ごろ:上下の前歯の横に2本ずつ生えて、上4本下4本の8本の歯になります。
  • 1歳半ごろ:奥歯(第一乳臼歯)が4本生えます。
  • 2歳ごろ:前歯と奥歯の間に乳犬歯が生えます。
  • 2歳半ごろ:奥歯(第二乳臼歯)が生えます。上10本、下10本の合計20本の歯がそろいます。

*一般的な目安です。生える時期も順番も個人差があるので早い、遅い、順番が違うなどは気にしすぎないでください。

一般的な生えそろう時期

だいたい2歳半~3歳くらいまでに20本生えそろいます。
お子さんによっては3歳を過ぎても生えそろっていないこともあります。

生えてこないケース

先天性欠如といって、生まれつき歯が作られていないことがあります。
部分的、または全ての歯が欠如していることがあり、1歳を過ぎても1本も生えてこない場合や、3歳を過ぎても20本生えそろわない時は歯科医院で相談しましょう。
必要に応じてレントゲンを撮ると歯の状態を確認できます。

また、乳歯が先天性欠如でも永久歯もそうなるとは限りません。逆に乳歯があっても永久歯が先天性欠如となる場合もあります。歯の数が足りないとかみ合わせや歯並び、虫歯などに影響が出ることがありますから、かかりつけの歯医者さんで継続して管理してもらう必要があります。

前歯がすきっ歯でも平気ですか?
歯並びが悪かったらまずいでしょうか?

乳歯はほとんどがすきっ歯です。なぜかと言うと、永久歯が生えてくるスペースだからです。乳歯の歯と歯の間に隙間がなく並んでいると、きれいな歯並びに見えるかもしれませんが、永久歯が生えてきたときにスペースが足りなくて歯並びが悪くなる可能性があります。
隙間がなくても必ず歯並びが悪くなるわけではなく、顎も成長するので様子を見ましょう。

乳歯の歯並びで1本だけ飛びだしていたり、斜めに生えているなど乱れがあると虫歯になりやすかったり、将来歯周病の原因になったりすることがあります。

歯並びの状態によっては治療が必要な
ケース

  • 下の前歯が前に出ている「受け口」
  • 前歯の上下に隙間があいている「開咬」
  • 前歯が前に出ている「上顎前突」
  • 歯がガタガタに並んでいる「叢生」

歯並びは遺伝が影響していたり、生活習慣や癖なども関係している場合があります。
乳歯であっても早めに治療した方がいいケースがあるのでまずは歯医者さんで相談してみてください。

乳歯の生え変わりについて

赤ちゃんの歯磨きについて

始める時期

歯が少し出てきたら、歯肉を傷つけないようにガーゼで歯を磨いてあげましょう。歯が1本でもきちんと生えたら歯ブラシで磨きます。離乳食が始まっていなくても、母乳やミルクに糖が含まれていますので、歯磨きは必要です。

どんな歯ブラシが良いか

グリップは滑りにくく、赤ちゃんが握りやすいもので、毛はやわらかめが良いです。ストッパーや安全プレートが付いているものの方が安心です。
仕上げ磨き用の歯ブラシも、歯肉にあたっても痛くないようにやわらかい毛で、赤ちゃんのお口に合わせて小さなヘッドのものがおすすめです。

歯磨きを嫌がらせないコツ

まだ歯が生えていない時から遊びながらお口に触れることに慣れさせていきます。指にはめて使う指ブラシやガーゼを指に巻いて歯肉を軽く触ってみましょう。

慣れてきたら歯ブラシに変えて、痛くないように優しい力でさっと磨きます。歯磨き、仕上げ磨きの時にお父さん・お母さんが恐い顔をしていると赤ちゃんも恐くなってしまいますから、笑顔で楽しく磨きましょう。歌を歌いながら磨いたり、歯磨きしているところを手鏡で見せたりするのも赤ちゃんの興味を引いて良いと思います。どうしても口を開けない時は無理やりせず、赤ちゃんの機嫌を見ましょう。

1歳児・2歳児・3歳児が
虫歯になったら

まずは歯科医院で見てもらい、どのような状態でどんな治療になるのか聞きましょう。
きちんと治療ができなくても、進行を抑える方法はあります。
お子さんはまだ虫歯のことを理解できないかもしれませんが、なぜ虫歯ができたのかよく話してあげてください。また虫歯を作らないようにどうしたらいいか、お子さんと考えましょう。
低年齢のお子さんの虫歯はまずは食生活の見直しから始めてみませんか?3歳までに甘いものを取りすぎていると、その後もどんどん甘いものを欲しがるようになり、やめるのが難しくなると言われています。
乳幼児期は保護者の努力で虫歯から守る事ができます。悩んでいる方はぜひ歯科医院へ相談し、お子さんの歯と健康を守っていきましょう。
歯医者さんに行った後はお子さんをたくさんほめてあげてください。

東松原歯科 診療内容

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